◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
TOCOMスクエア通信 (No.0883 2020/1/8)
https://www.tocomsquare.com
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
★TOCOMスクエア公式twitter
https://twitter.com/tocom_pr
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+

th-300x300

今朝7時半ごろ、アメリカ国防総省が「イランが、イラクに駐留するアメリカ軍の拠点をねらって十数発の弾道ミサイルを発射した」と発表しました。
ご存知の通り、先週4日にアメリカ軍が精鋭部隊の司令官を殺害したことへの報復。
中東情勢不安により原油の供給が細るとの懸念で、TOCOMのドバイ原油相場は反発。一時、昨日の終値に比べて2,400円高となりました。
今後もし報復が繰り返されればオイルショックになるのでは…と心配の声も上がっています。
1973年のオイルショックでは、原油の高騰で『トイレットペーパー買い占め騒動』が起こり、店頭からトイレットペーパーが姿を消すという異常な事態に陥りました。そんな記憶から、今回もトイレットペーパー不足にならないか…と不安になっている方がいるようです。
安心して下さい。製紙メーカーによると、その心配は無用だそうです。
そもそも、なぜ、原油が不足&高騰するとトイレットペーパーが品薄になるのでしょうか。トイレットペーパーが原油で出来ているわけではあるまいし。
実は、紙をつくる工程で、溶かした原料を乾かすための燃料として使っていたのが重油だったんですって。
だった…というのがミソ。実は、現在は、重油を使わずに石炭やバイオマス燃料に切り替えているのだそうです。
日本製紙連合会によると、紙をつくる際のエネルギーの割合も、重油は2005年の調査で20.4%だったのが、2018年には6.7%まで下がっています。
https://www.jpa.gr.jp/file/release/20191218011338-1.pdf
トイレットペーパーは現在、重油に依存しない生産を行っているんですね。
だから、もし、原油が更に高騰したとしても、トイレットペーパーを買い占めする必要はないんですよ。安心して下さいね。
さて本日のTOCOMマーケット、イランの米国に対する報復攻撃で、原油のほかに、金が反発しました。金とパラジウムは上場来高値も更新しています。(郁)

【目次】
1.TOCOMスクエア情報
2.市況情報
◆騰落率ランキング
◆マーケット概況
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
1. TOCOMスクエア情報
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
□■公開ラジオ放送□■
◆ TOCOMスクエアでは平日午後6時よりラジオNIKKEIの投資・経済番組「マーケット・トレンド」の公開放送を行っています。皆さまのお越しをお待ちしております!
本日の番組
「専門家の目~2020年のコモディティ展望」
コメンテーター:新村直弘さん(マーケット・リスク・アドバイザリー 代表取締役)
キャスター:大橋ひろこ

前回の放送から
『小次郎講師のトレードラジオ講座』2019年度 第3期
第2回「RSI研究(前編)」
コメンテーター:小次郎講師
「RSIは日本語にすると相対力指数と言います。“買いと売りのどちらの勢力が強いのか”を表している指標です。パーセントで表示され、買いと売りの勢力が全く同じ時には50%になります。
一般的には70%以上になると買われすぎなので売りサイン、30%以下になると売られすぎなので買いサインと言われますが、ここが間違いポイントなのです。」
http://radiko.jp/#!/ts/RN1/20200107180000

□■TOCOMスクエア TV□■
今週の展望&注目ポイントを独自の視点で徹底的に解説する番組です。毎週月曜日(祝日の場合は翌火曜日)午後1時からTOCOMスクエアで公開録画しています(放送は当日午後8時から)。皆さまのお越しをお待ちしております。
今週の番組
https://tocomsquaretv.com/20200106/

□■TOCOM投資スクール□■
TOCOMスクエアで、個人投資家を対象とした「TOCOM投資スクール」を開校しています。
毎週火曜日、ラジオNIKKEIのマーケット・トレンドの公開放送後、小次郎講師が1時間程度、トレードについて体系的なカリキュラムにより講義を進めます。参加は無料。事前予約も不要です。是非、ご参加ください!
https://www.tocomsquare.com/2019/12/19/

□■『TOCOM』アプリ□■
商品先物取引をするにあたって、とても便利なスマートフォンアプリ『TOCOM』を、もうご利用になっていらっしゃいますか?
商品市況、チャート、外国為替情報などはもちろん、一般的にはあまり公開されていない気配値(買い方/売り方が、買いたい/売りたいと希望する値段のこと)も提供しています。是非、『TOCOM』アプリを皆さんの取引に活用して下さいね。無料です!
https://apps.apple.com/jp/app/tocom/id588613873

+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
2.市況情報     2020/1/8
+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
◆取引概況・帳入値
☆プラッツドバイ原油、反発 
今朝、イランがアメリカ軍への報復でミサイルを発射したとの報道を受け、NY原油相場が8か月ぶりの高値となる65.65ドルまで上昇。TOCOMドバイ原油市場の日中取引もその流れを引き継ぎ、大きく水準を切り上げて寄り付いた後、一時、昨日の終値に比べて2,400円も高い45,320円を付けました。しかしその後は、急激な上昇の反動で上げ幅を縮小しました。中心となる先限(2020年6月限)は、450円高の43,370円。その他限月は、530円~620円高。

☆金、大幅反発 上場来高値更新
米国とイランの緊迫を受け、今朝のNY金相場は2013年3月以来の高値となる1613.3ドルまで上昇。TOCOM金市場の日中取引も高寄りし、円高に押されながらも9時半ころ5,574円を付け、一昨日つけたばかりの上場来高値を更新しました。その後、高値の反動でNY相場と共に一旦下落し、始値を下回りましたが、NYの戻りを眺めて午後はじわじわと水準を切り上げました。中心となる先限(2020年12月限)は、89円高の5,542円。その他限月は、90円~103円高。ゴールドスポットは92円高の5,558円。金現物取引 100gは、110円高の5,610円。

☆白金 続落、パラジウム 急騰
TOCOM白金市場の日中取引は、為替相場の円高と株安を嫌気して安寄りしました。その後、決め手材料を欠き、マイナス圏でもみ合いました。中心となる先限(2020年12月限)は、15円安の3,381円。その他限月は、22円~11円安。プラチナスポットは22円安の3,364円。一方パラジウムは、NY相場が大台の2,000ドルを超えて推移し、TOCOMパラジウム相場も4日続伸。一時、6,844円を付け、3日続けて上場来高値を更新しました。中心となる先限(2020年12月限)は、111円高の6,835円。終値ベースでも上場来高値更新です。

☆ゴム、RSS 反発、TSR 続伸
TOCOMゴム市場の日中取引、RSSは中東情勢の緊迫と原油相場の急伸を眺め、総じて高寄りしました。その後、リスク警戒感からマイナス圏に沈む場面もありましたが、終盤に再び上昇。この日の高値圏で取引を終えました。中心となる先限、RSS(2020年6月限)は、1円30銭高の202円60銭。その他限月は90銭~2円00銭高。TSR(2020年7月限)は、1円20銭高の166円20銭。その他限月は1円60銭~4円60銭高。

☆とうもろこし、4日続落
米中メディアが、中国は輸入割当枠を引き上げないと報じたため、対中輸出の拡大期待が薄れ、昨日のシカゴとうもろこし相場は下落。TOCOMとうもろこし市場の日中取引も安寄りし、円高も受けて大引けにかけて弱含みに推移しました。中心となる先限(2021年1月限)は210円安の24,210円。その他限月は、320円安~変わらず。

◆騰落率・取引高ランキング◆
値上がり商品(先限、騰落率)
1位 銀 +2.54%
2位 ゴールドスポット +1.68%
3位 パラジウム +1.65%

値下がり商品(先限、騰落率)
1位 とうもろこし -0.86%
2位 プラチナスポット -0.65%
3位 白金 -0.44%
※ 限月切り替えの商品は騰落率ランキングから除く

取引高ランキング
1位 金標準取引 100,582枚
2位 プラッツドバイ原油 20,129枚
3位 白金標準取引 19,613枚

全商品合計取引高(先物)176,732枚
〃 (オプション) 180枚
金現物取引出来高 1枚

日経・東商取商品指数 313.67(前日比:+3.64)

◇ 各商品の価格情報等はこちら
http://www.tocom.or.jp/jp/souba/all/index.html

<参考コラム>
・米国によるイラン要人殺害事件の背景 その2
【著者】吉田 哲
https://column.cx.minkabu.jp/41025

・米・イラン対立を受けた原油見通し
【著者】菊川弘之
https://column.cx.minkabu.jp/41019

<参考ニュース>
・原油の中東依存率87% 日本外交を揺らす(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54060600W0A100C2000000/

・日経平均株価、一時600円超下落 原油・金の価格急伸(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54152620Y0A100C2MM0000/

・イラン、米に報復攻撃 トランプ氏は今夜声明(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54152470Y0A100C2MM0000/

日本経済新聞
https://www.nikkei.com/

ロイター
http://commodities.reuters.co.jp/

+─+─+─+─+─+─+─+─+─+
※提供される情報は、商品先物市場への関心を高め、その健全な発展を図ることを目的として提供されるものであり、商品先物取引の売買等に関する助言や勧誘等を行うものではありません。
※東京商品取引所(含むTOCOMスクエア、以下「当取引所」)は、提供される情報の作成には万全を期していますが、当該情報の完全性を保証するものではありません。
※掲載される寄稿、発言は、必ずしも当取引所の見解を表明しているものではありません。
※当取引所は、「TOCOMスクエア通信」で提供された情報を利用したことにより発生したいかなる費用又は損害等について、その責めを負いません。
※ 「TOCOMスクエア通信」の著作権は当取引所に属します。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
発行: 株式会社東京商品取引所 (TOCOMスクエア担当) <info@tocomsquare.com>
〒103-0012 東京都中央区日本橋堀留町1-10-7
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

関連投稿